破壊と創造を司る
“変革の祈り”。
本作「須佐之男命(すさのおのみこと)」は神縁処弥栄が奉書紙に祈りを込めて仕上げた、“荒ぶる力と浄化の循環”を象徴する
和紙プリントアートです。
須佐之男命は『古事記』『日本書紀』に登場する海と嵐の神。
しかしその本質は、破壊の神ではなく、浄化と再生をもたらす調整者です。
荒れ狂う嵐が海を洗い流し、静けさを取り戻すように――混沌の中にこそ、次なる秩序が生まれる。
この作品は、その「変化を恐れず、浄化を受け入れる祈り」を形にした一枚です。
目次
須佐之男命に宿る祈り

荒ぶる神に宿る慈しみ ― 「荒魂と和魂」の真意
須佐之男命はしばしば“荒ぶる神”と呼ばれます。
天照大御神の弟として生まれ、感情的で激しい行動から天界を追放されたとも伝えられます。しかしその“荒ぶる”とは、純粋でまっすぐな魂の衝動でもありました。
『古事記』では、須佐之男命は地上に降りた後、八岐大蛇(やまたのおろち)を退治し、櫛名田姫を救い出します。
そこから生まれたのが、後の「八重垣神社(島根県)」に伝わる縁結びの神話。
破壊と救済、激情と優しさ――その両面を併せ持つ神。
須佐之男命は“荒魂(あらみたま)”と“和魂(にぎみたま)”を統合する存在であり、人が成長するための「内なる嵐」を象徴しているのです。
憎しみではなく「清める力」
荒ぶるとは、怒ることではなく「停滞を動かす力」。
須佐之男命の神格は“感情の浄化”を表すエネルギー体として理解できます。
心の中に溜まった悲しみや怒りを押し殺すのではなく、それを認め、流し、やがて光へと還す。
この流れこそが「須佐之男命の祈り」。
嵐は壊すために起こるのではなく、新しい循環を生むために吹く。
この作品は、そんな“魂の風”を和紙の中に閉じ込めています。
神話が伝える「変革の本質」
八岐大蛇退治の場面で須佐之男命が用いたのは、暴力ではなく知恵でした。
酒を用いて大蛇を眠らせ、その隙に首を落とす。
その冷静さと決断力は、単なる荒神ではなく「変化を操る神」であることを物語っています。
そして退治の後、大蛇の尾から現れたのが
「草薙剣(くさなぎのつるぎ)」
後に天皇家の三種の神器の一つとなる剣です。
破壊の先に、未来を照らす“剣=意思”が生まれる。
この神話は、「痛みの後に智慧が宿る」ことを象徴していると解釈できます。
須佐之男命は、人間の心の中にある混沌と光、両方を見つめさせる神。
自分自身を変える勇気を与える“変革の祈り”なのです。
神縁処弥栄に共通する祈りの理念
神縁処弥栄では、須佐之男命を「心の再生の象徴」として位置づけています。
破壊は終わりではなく、再構築の始まり。
その循環を“祈り”という形で継承するのが、このアートの目的です。
祈りとは、ただ静かなものではありません。
時に、怒りや涙を通して現れる。
それもまた「魂が動く証」であり、祈りの一形態です。
[神縁処弥栄とは ― 祈りを未来へつなぐブランドの理念]
和紙プリントという選択 ― 奉書紙に宿る「嵐のあと」の静けさ

奉書紙のザラザラ面は、光を吸い込みながらも柔らかく反射します。
須佐之男命のアートでは、濃淡のある筆致のような波紋が、見る角度によって“風の流れ”のように動いて見えます。
それは、嵐が過ぎ去った後の水面に映る“静けさ”。
破壊のエネルギーの先にある、再生の穏やかさを表現しています。
印刷技術は高精細ながら、物質的な立体感を排除。
奉書紙全体を「風の通り道」として扱い、作品全体が呼吸するような一体感を目指しました。
“怒り”を抑えるのではなく、“流れ”として昇華する――その精神を、和紙という祈りの器が受け止めています。
祈りの印

神縁処弥栄の全作品には、「祈りの印」が添えられています。
額縁について

額縁は販売しておりません。
おすすめは、黒・木製・深緑・藍色系のフレームなど、
“静けさの中に力を秘めた色調”。
空間全体に「整える力」が広がるよう、余白を意識して飾るのがおすすめです。
「飾る」というより、「力を迎え入れる」。
この意識で飾ると、須佐之男命の波動が自然に空間を浄化します。
包装とお届け
本作品は清浄な環境で封入しております。
包装の詳細は以下の記事にまとめています。
ご理解とお願い
本作品は和紙プリントアート(原画ではありません)
奉書紙のザラザラ面を使用しています
光源や角度により濃淡・陰影の見え方が変化します
紙の繊維による自然な個体差があります
額縁は付属しておりません(推奨フレームは上記参照)
商品仕様・価格はBASE商品ページの情報が最新です
購入はこちら
終章:須佐之男命の祈り ― 荒れを恐れず、流れに身を委ねる
須佐之男命の祈りは、「動かすことで整う」という智慧。
止まった水は濁り、流れる水は清める。
嵐のような日々の中にこそ、浄化と成長の種があります。
この一枚は、感情を否定せず、力に変えるための御守り。
怒りも悲しみも、やがて光に還るという循環を教えてくれます。
どうか、変化を恐れずに。
須佐之男命の祈りが、あなたの中の力を解き放ち、新しい自分へと再生させてくれますように。








